本記事では40代未経験の方でも、安心してトラックドライバーに転職を成功できるように大切なポイントについて解説する内容となっております。
この記事を書いた人
運送業界28年、アパレル関係3年、営業歴9年(訪問販売2年・不動産仲介7年)
2021年運行管理者取得 現役ドライバー
地場・中距離・長距離など経験あり
目次
40代未経験でもトラックドライバーになれるか?
結論から言うと、40代未経験でもトラックドライバーになれます。
今現在のトラックドライバーの半数以上は40代・50代というのが現状で、40代50代の方が運送業界を引っ張っているので大丈夫です。
逆に言うと入りやすい環境ではないでしょうか?
ほぼ同世代の方がメインで頑張ってる業界でもあるのですぐになじめると思いますよ!
トラックドライバーに転職する2つのメリット
ここでは、トラックドライバーに転職するメリットを2つほどご紹介しようと思います。
今の職場での人間関係が解消される
一般の会社ですと、室内での業務がメインではないでしょうか?
上司や先輩・後輩といった様々な年齢の人たちとお仕事をこなされているわけですよね?
水面下での人間関係や派閥など窮屈な思いを我慢して、衝突することを避け周りに気を使いながら日々の業務についているのではないでしょうか?
もう大丈夫です。
トラックドライバーにはそのようなわずらわしさは一切ありません。
基本的に一人業務だからです。とても快適に自由を満喫することができます。
保有免許次第で高収入も狙える
もしあなたが、大型免許を保有しているのであれば、近い将来高収入も狙えるかもしれません。
トラック業界は免許の大きさで収入が変わるからです。
牽引免許を保有しているとさらに大きく稼ぐことが可能になってきます。
まずは、小さな車両で実績を積んでいくことに集中してください。
未経験者でいきなり大型に乗ることは結構難しいですから、まずは小さく始めてなるべく早く大型に乗り、トレーラーに乗務できるようにするといいでしょう!
40代でトラックドライバーになるときに注意する2つのリスク
ここでは、40代でトラックドライバーになるときのリスクについて2つほどご紹介しておきます。
仕事内容と待遇の変化
全くの初心者ということもあるので、今のお仕事とはまるで別世界ですから、最初はかなり戸惑うと思います。
サラリーマンと違って、給与面でも昇給がなかったり、賞与がなかったりすることもあります。
いままでの会社との待遇がまるで異なる場合は、結構戸惑うことも十分考えられます。
あなた自身で乗り越えることができるかどうかが要となるでしょう!
転職する際は、よーく検討して答えを出してほしいと思います。
年下のドライバーとの接し方
先ほどはトラックドライバーは40・50代が業界を引っ張てるといいましたが、当然ながら30代・20代のドライバーも存在します。
年下の先輩もいるので、そつなく付き合えるスキルも必要です。
なかには、言葉遣いがなってない若いドライバーもいるはずですから、いきなりため口でくる場合も十分考えられるので、心構えをしておきましょう!
40代におすすめなトラックドライバー職2つ
ここでは、40代未経験者におすすめなトラックドライバー職を2つご紹介します。
ルート配送
定番ですね、ルート配送のお仕事です。
比較的初心者の方でも簡単に取り組める内容となっておりますので、道に詳しくない人でも安心して取り組んでいただけるお仕事だと思います。
主に食品関係が多いですから、最初冷凍機の取り扱いには戸惑いがあるかもしれないですけども、先輩から使い方はしっかり教えてもらうようにしましょう!
覚えてしまえば、あとは簡単です。
軽トラックの配送
もうひとつは、軽トラックの仕事ですね!
代表的なのが宅配です。あまり重い荷物もないので無理なく始めることができます。
細々とするのが苦手だという人は向きません。
同じ軽トラックでも、企業配といって企業から企業への配達業務の仕事もあります。
宅配と違って、走る距離は増える形になりますが、細々とするのが苦手な人は企業配がいいかもしれません。
収入アップするために大型免許を取得する
将来的に収入アップを考えるなら、大型免許を取得するといいですよ!
トラックの仕事は免許の大きさで収入が変わるからです。
大型を持っていると、牽引免許を取ってトレーラーに乗ることもできますし、活躍の幅が広がります。
やる気がある人はどんどんチャレンジしてほしいと思います。
すでに、保有している人はとにかく安全運転心がけて、実績を積み上げることです。
実績がも言う業界なので、未経験の方はとにかく無事故の実績を積み上げて会社に対する信用の預金残高を増やすことが必須です。
あなたが会社に信頼される存在になれば、言いたいことも言いやすくなりますし、仕事がしやすくなるというメリットもあります。
会社の免許取得制度を活用して大型免許を取得する
大型免許を保有していない人は、とにかく無事故の実績を早く積んで、会社に認められることです。
実績が認められると、あなたに期待がよせられるようになるので、会社の費用負担で大型免許を取らせてもらいましょう!
トラックで稼ぐには大型免許をとることが必須です。
あなた次第ですから、会社に信頼されるドライバー目指してがんばってください。
長距離輸送にチャレンジする
大型免許を取得すれば、長距離にチャレンジすることで収入を大きく伸ばすことが可能になります。
やはり、地場よりも長距離のほうが単価が高い分お給料も増えるわけです。
大きく稼ぎたければ、一度長距離にチャレンジするのも悪くないでしょう!
運行管理の資格を取得する2つのメリット
ここでは、運行管理の資格を取得するメリットを2つご紹介します。
将来的に配車や点呼業務を狙える
将来的なことを考えると、運行管理の資格があればいいことが2つあります。
あなたが、60代になってそろそろ体力的にもキツイと感じ始めると、運行管理の資格があれば、配車や点呼といった内勤の業務ができるようになります。
末永く運送業界で活躍することが希望であれば、運行管理の資格を必ず取得することをお勧めします。
そんなに難しい資格ではないので、ちょっと頑張ればすぐ取れます。
運送業界について詳しくなれる
運行管理の勉強をすることで、運送業界のことがよりよく理解することができます。
貨物運送事業法や交通法規、労働基準法なども詳しくなれるので、悪徳運送会社からあなた自身を守ることも可能になります。
正しい知識を身につけることで正しい行動をとることができるようになります。
無理な運行スケジュールで走らせる運送会社が分かるし、法律を無視するような運送会社では働かないようにすることが望ましいので、運行管理の勉強は必ず役に立ちます。
ぜひチャレンジしてください。
40代でトラックドライバーに転職して成功する人の特徴4つ
ここでは、40代で転職して成功する人の特徴をまとめてご紹介すことにします。
あいさつができて真面目
やはり、基本はあいさつがちゃんとできることにつきます。
あいさつができない人は、仕事にも積極的に取り組まない人が多いので、上手くいきません。
成功したければ、あいさつはしっかりしましょう!
人の話をちゃんと聞ける
未経験でトラックに乗るわけですから、先輩ドライバーの言うことはしっかり聞いてほしいものです。
同じことを何度も説明させることがないように、一度聞いて覚える自信がなければノートを用意して、記録するように心がけましょう!
覚える気がないと先輩に思われたら終わりです。
「あいつあかんわ」って会社に報告されると後々やりにくくなるのは明白です。
何事も初めが肝心です。
必ず小さくてもいいのでメモできるノートを用意して横乗りをしてください。
あなたが運転する場合は、その都度メモできないので、運転していない時間に聞いたことをまとめてノートに書くようにしましょう!
積極的に仕事に取り組める
先輩の立場で考えましょう!
先輩が一生懸命に教えているのに、あなたが上の空であれば先輩はどう思うでしょうか?
なんだこいつ人がまじめに教えてるのに適当に聞いて、やる気あるんかってなりますよね?
40代でもあなたは新人なわけですから、積極的な態度で先輩の言うことをしっかり聞いて覚える姿勢を見せるようにしてください。
積極的な態度は好感が持たれるので、早く出世することができますよ!
年下の先輩ドライバーともうまく付き合える
先輩には、年下の人もいます。
自分のほうが年齢が上だからといって、年下の先輩の言うことを真面目に聞かないのはNGです。
たとえ、先輩が年下でもあなたは新人なわけですから、ちゃんと聞く姿勢で先輩の言うことをしっかり聞いてものにする努力をしてください。
年下の人とのコミュニケーションもとても大切ですから頑張りましょう!
よくあるドライバーに対する質問
ここでは、ドライバー職に関する質問をまとめてみましたので参考にしてください。
給料はどのくらいもらえるか
地域や職種・トラックの大きさなどでも異なりますので、一概にいくらとは言えませんが、月に28万~45万くらいで賞与があれば年収400~500万くらいが目安かなと思います。
詳しいことは、あなたの地域の求人広告を参考にするといいでしょう!
希望の休みは取れるのか
最近の運送会社であれば、ほぼ100%希望の休みは取れる傾向にあると思います。
なかには、一人固定のルート配送のために交代する人がいないという理由で休みがもらえない運送会社も一部あることが考えられます。
面接時に確認するようにしましょう!
事故すると弁償させられるのか
これから運送会社に転職を検討される方が一番心配することは、事故した時の弁済についてだと思います。
会社によっては、事故による破損は運転手の責任ということで、自腹を切らされる会社も存在するようですが、厳密にいうと使用者責任という観点で考えれば、起こるべくして起きた事故であれば、本来弁償はあり得ません。
ただし、運転手側に故意過失が認められた場合は、常識の範囲で運転手にも弁償する義務が発生することがありますから十分注意して乗務するように心がけてください。
まとめ
40代でトラックに乗ろうと考えている人に少しでも役に立てると嬉しいです。
体を使う仕事なので、ある程度体力に自信がないといけませんし、運転を長時間する仕事なので、集中力も必要になります。
車両が大きいのでぶつかった衝撃は普通車の比ではありませんので、運転にはくれぐれ気を付けていただきたいと思います。
あとは、常識ある態度で前向きに取り組めば必ずものにできる仕事だと思いますので、とにかく安全第一で取り組んでいただきたいと存じます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
あなたの成功を祈っております。
感謝いたします。