トラック業界あるある

トラック運転手がキツイ!と言われる理由・やりがい・働きやすさ・将来性について解説!

しげみ

トラック運転手の仕事がキツイというイメージが若い人に浸透してるみたいですが、働きやすさや将来性についてもちょっと考えてみたので書いてみました。

この記事を書いた人

運送業界28年、アパレル関係3年、営業歴9年(訪問販売2年・不動産仲介7年)

2021年運行管理者取得 現役ドライバー

地場・中距離・長距離など経験あり

トラック運転手の仕事がキツイ理由5選

1.長時間労働

全産業の年間での拘束時間の平均が1,709時間に対して運送業は3,516時間と1,353時間も長いと言われています。

圧倒的に働く時間が長いというのがキツイと言われる1番の理由じゃないかと思います。

給料と労働時間が見合わないということです。

2.肉体労働

トラック運転手の仕事は肉体労働です。

荷物を手づかみで積卸すると結構大変なのでイメージ的にトラックの運転手はしんどいと思われがちなんでしょうね

でも、体を動かすのが好きな人はきっと向いていると思うので検討する価値はありますよ!

3.給料が低い

実際はそんなに給料が低いとは思いませんが、労働時間に換算すると長い割には少ないのでは?となってしまうのでしょう。

それでも家族を養うことができてますし、周りのドライバーたちも子供を大学に通わせてる人もいます。

大型であれば年収500~600万稼ぐ人もいるわけですから極端に低いとは思いません。

今後はトラックドライバーも希少価値が上がれば収入面にも期待できるのでないかと感じています。

4.人手不足

全産業でも人手不足な時代ですが、運送業界は特にその傾向が強く感じられます。

特に若年層(20代)が少ないです。

全体の1割程度だと思います。

若い人にしてみれば、自分の親世代の人ばかりって感じなので環境としてはキツイですよね(-_-;)

でも物流業界の市場規模は令和2年現在で24兆円ですから、業界自体はとてつもなく市場は大きいので今後も確実に稼げる業界なので非常にもったいない話です。

仕事は山のようにたくさんあるし、2024年4月以降は働きやすさも拡大していくと考えられますので、就職先候補の一つに加えるのもありだと思います。

5.休みが少ない

ほかの産業に比べると年間を通じて休みが少ないというのも敬遠される理由なのかなと思いますが、私が運送業に入ったころは月曜から土曜日は仕事で、休みは日曜だけしかありませんでした。

しかし、今では週休2日で月に8回休みがあります。

時間がいってるときは更に休みが増える感じです。

ですので、昔よりは休みは多くなってますし、今後は働き方改革の影響で有給休暇の取得なんかもほぼ100%に近くなっている感じです。

これからは変わりますよ~

トラック運転手のやりがい

世の中には欠かすことができない流通を支える業界なので、人のお役に立つ仕事であるのは間違えがないですから、当然やりがいもあります。

災害のあった時も、トラックで被災地に救援物資を届けるのにトラックが大活躍していますし、人々の生活を陰でささえるとても重要でなくてはならない存在がトラックドライバーです。

運ぶ人がいなければ間違えなく市場はマヒ状態になり、人々は生活に困るようになるでしょう!

トラックを動かすにも技術が必要ですし、あなたが思っているほど下に見られる仕事じゃありませんよ!

トラック運転手の働きやすさ

2024年問題で、運送業界に課せられた改善告示の影響が少しづつ出始めています。

私の身の回りでも、労働時間の短縮化を荷主さんにお願いする会社もあり、運航スケジュールが見直されました。

休日も以前より増えたり、積み待ちや卸し待ちの時間が短縮された企業も徐々に増えているようです。

これからはトラックドライバーの仕事も改善されていくので、働きやすくなると思います。

トラック運転手の将来性

将来性については、賛否あります。

というのもAIの進化が進んで完全な自動運転化が進めば今迄のような形でのトラックドライバーは消えてしまうかもしれません。

だからといってロボットに人がやっているような動きができるのか?

まだまだ無理じゃね?とも思います。

今後は想像もつかない形でのスキルが必要になる時代がすぐそこまで来てるのは確かですが、まだまだ人間の力が必要だと私個人的には考えています。

完全無人化なんて夢の世界ですよね?想像するだけで気味が悪いですよねロボットがトラック運転して宅配してるなんてあり得ません。

トラック運転者 の 改善基準告示(2024年4月1日施行)

2024年4月1日から施行されるトラック運転者の働き方改革案ですが、参考になる厚生労働省のレポートがあるのでリンクはっておきますね!

トラック運転者 の 改善基準告示

まとめ

トラックドライバーのイメージが若い人にはあまり良くないと聞いてちょと残念に感じるんですが、過去は確かに過酷な環境下で働くことが多かったのも事実です。

1日の睡眠時間が3時間というのもありました。

しかし、これからはそのような形での働き方はできなくなってます。

見つかれば罰則されるし、最悪は免許取り消しで営業活動ができなくなるからです。

新しい時代の到来で運送業界は随分と変化するはずなので、安心して働けるようになりますよ

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

感謝いたします。